2012年12月31日月曜日

150年以上、住めぬ

高校数学を解いてみよう。

(1/2)^(x/30)=1/50
1/2のx/30乗 イコール 1/50


福島県では、死後も放射能の影響を受け続けているようだ。
朝日新聞30日付朝刊に掲載されてた「プロメテウスの罠」で、年間50ミリシーベルト以上の被曝が推定される地域では、納骨もままならない実態が描かれている。

50ミリとは、放射能作業従事者の年間の線量限度。一般では1ミリだ。
人が住めるようになるとは、1ミリを下回る必要がある。

除染(実態は放射能を移すだけの「移染」でしかないのだが)によらず、自然に減ることに頼ると仮定する。
そうすれば、年間1ミリシーベルトを下回るまで、どれくらいの時間が必要かを計算できる。

現在の放射線が、セシウム137だけを線源としていると仮定すれば、半減期は約30年。
50ミリが時間の経過だけで減っていく訳だから、上記の高校数学を解くことで、答えが得られる。
(方程式の立て方が間違っていれば、全く無意味だけれど)

計算だと、だいたいx=156程度。(計算ミスがない、と仮定して)
少なくとも、150年以上は必要だということが分かる。


もちろん、線源となる物質を右から左に移せば、右では減る。
ただ、年1ミリシーベルトを超す汚染は、国土の3%を超えており(2011年10月11日付朝日新聞夕刊)、そのすべてを「右」とすることは容易ではない。そのうえ、寄せ集める「左」が必要なことも、忘れられない。


※高校数学程度だから、だれでも知っていると思っていたのだけれど、雑談で話したら驚かれたので、防備録として、年の瀬に書き残す。

2012年12月29日土曜日

iPad画面消失、PC起動不能

24日夜に、Apple Computerから最悪なクリスマスプレゼントをいただきましたが、それだけでは終わりませんでした。
27日夜に、ノートPCが起動しなくなったのです。
そのとき、ことの重大さに私は気づいていませんでした。

PC起動中に画面が真っ青になり、メモリーかHDDの不良のようなメッセージを表示していますが、OSをある程度読み込んでいるので、HDDが全面不良というのは、考えにくく、ま、しばらくすればデータを待避できるだろうと、気軽にPCを修理に出した直後、気づいてしまったのです。

iPadのバックアップ、あのPCの中だ。

PC故障直前にiPad交換機を入手し、移行作業をするつもりでした。
事態は急展開。
PCに

Google Chrome
iTunes
iCloud

をインストール。
とりあえず、画面は見えないけど、電源ケーブルを接続すると、5秒程度ごとに、電源ケーブル接続時の音が鳴り続けているけれど、iTunesにバックアップ開始。
iTunesにアプリケーションがバックアップされていない。

なんでやねん!

そうこうしていると、このiTunesをiCloud accountで認証してやる必要があることに気づく。
アプリも待避できた。
ということは、アプリが抱えているデータも、きっと待避できたのでしょう。
ひとまず、交換機にデータをリストア。
いくつかのアプリケーションをみてみたところ、何となく、データ移行が成功している感じ。

気になるのは、故障機が生きていそうなこと。
アプリケーションによっては、同じIDで通信すると、データを破壊するものがあるようです。
それに、故障機をソフトバンクモバイルに送り返した際、内部にデータが残っている状況は、いかにもマズイ。

世の中に出回る資料は、iPadの設定から初期化する方法が書かれている。
今知りたいのは、画面が見えなくても初期化する方法。

んー。

いろいろ調べていると、友人らが、iTunesでできることを発見。
バックアップを戻すのとはべつに、工場出荷時の状態にできることが判明。
でも、そのタイミングで、OSが最新版になってしまうのですが。
(ご存じの通り、iOS6は使えない地図を抱えており、私はiOS6の愛用を続けているのでした)
ソフトバンクモバイルに確認したら、交換機と故障機は交換なので、iOS6になっても、修理されて戻ってくるわけではないことが判明。

よっしゃー。

これまで、避け続けていたiOS6へのバージョンアップとともに、故障機を初期化。
3時間もかかるらしい。

ということで、そのまま外出。
出先で、交換機をサクサク使っていると、地図が、なんか変。
あれ?

「これ、iOS6やんケー」

怒濤の「想定外」多重障害は、不本意なiOS6マシンをつかまされるというオチでした。

iPadの画面表示が異常となり、その後一瞬復活した瞬間をとらえて、パスコードロック設定の解除に成功したことは、不幸中の幸いだったといわざるを得ません。
パスコードが設定されていると、パスコード入力をiPad側で行わないと、バックアップすら取れないのです。
何か、解決策はないものでしょうか。

2012年12月25日火曜日

席巻

久しぶりに下車したので、ぶらり旅。
来年、2013年もここが、彼女たちが日本を席巻するのでしょうか?

AppleからのChristmas Presentは...

24日午後10時過ぎ、AppleからChristmas Presentを頂いた。

会社で充電中のiPadから、ケーブルコネクターを外したところ、画面の色が8bitゲーム機のような不自然な色に。
時間がないので、とりあえずそのままかばんに入れて、地下鉄に乗ったのだけれど、画面が真っ白。
でも、縁の際(きわ)は黒い。
まるで長方形の蛍光灯。

とりあえず、その情景を写真に押さえ、自宅でPCにバックアップを取ろうとしたところ、パスコードロックの解除が必要とな。
画面が白いのに?

どうしようもないので、そのまま翌日(25日)を迎える。

長方形蛍光灯となった画面を見ると、電池マークがうっすら。
端っこが赤色みただから、電池不足なんだろう。
ま、一晩蛍光灯をしていれば、電池も減るだろうな。

とりあえず、充電再開。
しばらくしてのぞいたら、パスコード画面がうっすら。
よし、今のうち!
パスコードを解除、設定画面からパスコードロック設定をやめてバックアップ可能に。

ちなみに、充電を再開してから、時折、元通りの画面が表示される。
でも、電源ボタンを押すと、長方形蛍光灯が復活。
だまされないぞ!

PCで完全バックアップに成功。

年内30日まで、あんたと仕事をしないとならんのだ。
Appleめ。爆弾マークの次は、長方形蛍光灯か?
オレ、毎日バックアップ、トレ。

2012年12月24日月曜日

おいしいツリー

我が家のツリーには、甘いものがなっています。
少しずつ、増えてきているような気もします。

2012年12月23日日曜日

混雑

東京駅周辺のイルミネーションが、混雑のため中止と、地下鉄で車内放送。
混雑を理由にしたら、東京では何もできなくなる。

2012年12月19日水曜日

バージョンアップ

ブログアプリがバージョンアップし、iPadからも書きやすくなった。
たいしたことじゃないけど、嬉しいことはイイことだ。

2012年12月15日土曜日

逆切れ安倍氏と謝る岡田氏

衆院選があすと迫った15日、朝日新聞が伝えた自民党の安倍総裁の行動に、ツイートが相次ぎました。

「自民党の安倍晋三総裁が14日、遊説のため静岡県内をJRで移動中、初老の男性に注意される。JR職員がおさえていた席に、後から乗ってきた安倍氏が座ったため。男性は安倍氏の隣に立って苦言を続ける。安倍氏はしばらく聞いていたが、『だから、すみませんって言ってるじゃないか』と怒り、その後は座ったまま目を閉じる。男性は隣に立ち続けた。(朝日新聞2012年12月15日付

お疲れだったのでしょう。でも、似たような状況で、違う対応をした人を、私は記憶していました。

「投票日まで1週間と迫った今月(注.2004年7月)5日。遊説先の滋賀から京都へ向かうJR在来線に乗り込んだ岡田氏(当時・民主党代表)、疲労の色濃く、空いていた座席にどかっと腰を下ろした。そのとたん、乗り合わせた中年の女性が『そこ、優先席ですよ』。岡田氏はあわてて立ち上がり、『すいません』と頭を下げた」(毎日新聞2004年7月27日付政治面、当時のサイト記事は既に消失。縮刷版をご覧下さい。「岡田克也 優先席」で検索する手があるかもしれません)

安倍さんは、優先席じゃかなかったのでしょう。
岡田さんは、当時の選挙に勝っても首相になれる状況ではなかったでしょう。
だから、だれも席を用意してくれなかったのかもしれません。
だから、二人は同列に比べられないかも知れません。

それでも、安倍さんが取り戻したい日本がいかなるものか垣間見た、と感じたのは、私だけでしょうか。

2012年12月5日水曜日

テレビ会議

ついにやってしまった。
自宅と会社を結んでのテレビ会議。


休みの日の設定で、休日に家を出なければならないことが続いていたため、雑用がたまっていた。
それに、1時間の会議のため、3時間の通勤は合理的ではなかった。


一昔前までは、高嶺の花だったけれど、今やネットを使えば、ダレでもできる。
禁断の果実だったかもしれない。
これで、いつでもどこでも、会議に出られるのだから。

2012年11月30日金曜日

もう師走


今年2度目の忘年会がありました。
JR新橋駅前のSLも、クリスマス仕様に様変わり。
人も街も、年の瀬の装いです。

2012年11月26日月曜日

F1から日本が消える!?

2012年のF1全戦が終了した。
今年最高のレースは、人、それぞれだろうが、私にとっては鈴鹿だった。
小林可夢偉が、初表彰台に母国で登ったのは、感動的だった。

ところが、F1から可夢偉がはじき出されそうな雲行きだ。
ザウバーF1チームは23日、控えのエスティバン・グティエレスとの契約を発表した。
もう一つのシートは、ニコ・ヒルケンベルクと契約を済ませており、ザウバーからはじき出されることが確定した。(Sauber F1 Teamの発表朝日新聞

予兆はあった。
可夢偉の公式サイトに22日、「『KAMUI SUPPORT』募金ホームページ開設」とのニュースが掲載された。
十分な資金とシートを確保できなかったことが、募金ホームページの「よくあるご質問」に書かれている。



昨今のF1はpay driverという存在が、広がっている。
カネを払ってシートを確保するのだ。
もちろん、チャンピオンをうかがう超一流のドライバーには当てはまらないが、着実に広がっている。


F1ドライバーは今、世界に24人しかいないから、広告塔としての希少価値は低くない。
だから、スポンサーを引き連れてチームを渡り歩くスタイルは、今までも少なくなかった。

今は、親が大富豪というようなドライバーが出てきてしまっている。
結局、スポンサーが減っているということになるのだろう。



ホンダが、トヨタが、ブリヂストンが去った今、可夢偉がいなくなりかねない。
いくつかのチームに、若干の日本人スタッフがいるとはいえ、自動車王国日本の象徴がF1から消えてしまいかねない事態になっている。

2012年11月13日火曜日

使い分け

あるSNSの写真を見て、そのアカウントを読むようにしたら、同じ内容を別のSNSで読んでいた。
SNSの使い分けって?

2012年11月11日日曜日

勘違い

出勤だと電車に乗り、今日の予定を見たら、休みだった。

2012年11月9日金曜日

安全コスト、見通せぬ原発

そういうことか――。頭では分かっていたつもりだったことが、ストンと理解できる瞬間がある。
朝日新聞8日付朝刊科学面に掲載された「原子力規制委 5委員に聞く」。更田豊志委員のインタビューの見出しを見て、そう感じた。


「継続的な改善求める」


今、原子力規制委は、原子力発電に対する新たな安全基準を作り、2013年7月に施行しようとしている。更田委員はそれで終わりでなく、海外の事故・不具合、新技術開発に応じて、常に改善を求めていく考えを示した。

建物に例えると分かりやすい。
昔の建物が今も存在が許されるのは、「既存不適格」という概念があるからだ。

今の建築基準法に違反していても、法律施行以前に建った建物には適用されない。
現行法では不的確だけど、既にあるモノだから許容する。



しかし、更田委員の話は、原発には「既存不適格」を許さない、という考え方を示したと言える。
事故による被害の大きさを考えると、他の案件と同列に扱わないのは理解できる。
今までも「最新の知見」として、既存原発の安全性確認はしてきたハズだった。
しかし、事故が起こった以上、それが十分だったとは言えない。


この記事の掲載される前の10月22日、採算に合わないとして米発電会社が原発を閉鎖すると発表した。(朝日新聞
シェールガスによって発電単価が下がっているうえ、追加の安全対策指示によるコスト増も指摘された。


なるほど、原発の燃料はごくわずかなウランによるから、燃料のランニングコストは、火力発電に比べ安いハズだ。しかし、プラント価格や、事後の安全対策費は、桁違いに高い。
民間企業なら、収益計画を立てるハズだ。
しかし、世界のどこかで新たな問題が起こるたび、安全対策費を計上するとなると、安定した収益計画を書くのは困難だ。

原発再稼働で、日本の電力会社は収益が改善するというが、本当にそう言えるのだろうか。
将来発生するかもしれない安全対策費と、事故が起こったときの賠償・廃炉費用のリスクは、再稼働時には見えない。
原発を抱えるということは、それらによるリスクを抱えるということでもある。
それは、燃料のランニングコストが安い、ということに見合うものなのだろうか。
そして、実際にそのリスクが顕在化した東京電力は事実上破綻し、政府管理下にある。


原発は安いというけれど、検証可能で、定量的なデータが、もっと必要だ。
事故時に5兆円では足りないことは分かった(実際にどれくらい必要になるかは今も分からない)けれど、将来の安全対策費を見通す方法って、やっぱり確率・統計なのかなぁ?

晩ご飯

昼過ぎに朝食を取って以来、食べてない。
さすがに、腹減った。
王将にでも、行こうかな。

2012年11月8日木曜日

演説

この人の言葉には、人の心を動かす何かがある。
バラク・オバマが米大統領の再選を決めた。
英語が分かるとか、分からないとかを超えて、伝わってくる何かがある。
それは、マーチン・ルーサー・キングの演説のようだ。
ということで、ネット時代は、その素材を、見ることができます。

2012年11月7日水曜日

「経済」には対象がある

今週最大のニュースは、きっと米大統領選だ。
7%を超える失業率で再選した大統領は、レーガンしかいないという(朝日新聞)。
大統領選レースは共和党ロムニーと、民主党オバマの支持率が拮抗し、接戦になっている。
選挙戦が終盤になるにつれ、ロムニーになびいた人たちの関心事は、「経済」だったようだ。


「私よりも秘書の税率が高いのは不公平」と言ったのは、富豪で知られるウォーレン・バフェットだ。
さらに、facebook創業者のマーク・ザッカーバーグも、オバマとの対談の中で、自分の税金を増やしてでも、「構わない」と述べている(ロイター)。


しかし、米国ではバフェットやザッカーバーグの感覚の方が、オカシイのかもしれない。
米国では近々、ブッシュ減税の打ち切り期限を迎える。
オバマは、年収25万ドル以上の富裕層については、打ち切り、中間層については減税を延長する提案をしている。
対するロムニーら共和党は、富裕層を含めた減税を求めている。


そのロムニーを支持しているのは、必ずしも25万ドル超の所得のある人、ではない。
そこが理解に苦しむところだ。


ロムニーは経済に強いらしい。
「経済」にも、対象がある。
もし、自分に投票権があったらと自問してみる。

2012年11月6日火曜日

滑った。バレなかった。

ある会で、乾杯を割り当てられていた。
たいして話すこともないが、一つだけ笑いをとって、終えようと思っていた。
これならオチる、と計算していた。
まったく、理解されなかった。
3秒待つ、勇気はなかった。
バレなかった。
んー。

2012年11月4日日曜日

やっちまった

旧友と久しぶりに会った。 名残を惜しみながら、終電に乗った。 祝日は深夜バスがないらしい。 トホホ

2012年11月3日土曜日

ヒッグス粒子、確認か

物理系のネタ、なぜか関心が高いようです。
「ヒッグス粒子、確認か」という話、まだ書いていませんでした。



ヒッグス粒子は、質量の起源と言われています。そもそも、その書き方が分かりにくいですね。
現在の物理学では、世の中に四つの力が働いている、と考えています。
電磁気力、強い力、弱い力、重力の四つです。

電磁気力は分かりやすいですね。プラスの電気とマイナスの電気、磁石のNとS。その力です。
コイルの周りで磁石を動かすと電気が起きることからも、電気の力と磁石とは、不可分のものであることが分かります。

強い力は、核力とも言います。
原子核は+の電気を帯びた陽子がくっついています。+同士だから反発するのに、くっついているわけですね。
強い力で、くっつけてるんです。
ちなみに、陽子の中には三つのクォークという粒子が入っていますが、原子核をくっつけているのは、そのクォークをくっつけている力と同じです。

弱い力は、原子核が壊れるのに働く力です。ウランからヨウ素やセシウムが出てくるのは、この力でウランが壊れるからです。

そして重力。日々、体重計で実感してますね。



現在の物理学では、力は素粒子が伝えてくれる、と考えています。
この概念を最初に打ち立てたのが、湯川秀樹です。
ざっくり、重力を伝えるのに関わっているのが、ヒッグス粒子というわけです。

四つの力に働く素粒子と、物質を作る素粒子の一覧表が「標準模型」と言います。
その一覧表のうち、ヒッグスだけが、見つかっていなかったんです。
で、今回、見つかったかも知れません。たぶん、見つかったんでしょう。



これで、一件落着。ですが、終わりではありません。
この表を全部確かめられたら、宇宙にあるモノすべてを理解できると思っていましたが、ここ10年で、全然そうじゃないことが、分かってきました。

この標準模型で理解できるのは、宇宙の組成の4%程度。
人類はこれまで、4%に必死だったんです。だって、それで全部だと思ってましたから。

でも、人工衛星で宇宙を眺めたら、他にもあることが分かった。
まず約20%くらいは、私たちの知らない、重さのあるもの。Dark Matter(暗黒物質)と呼んでいます。
宇宙にあるものは、光で見ますが、こいつは光らない。だから、ずっと分からなかったんです。
でも、重さがあるから、天体の動きに影響を及ぼします。
星の動きがアヤシイと思っていた人は、いたようです。
今やもう、後戻りできないほど、Dark Matterの存在は、信じられています。
そう、信じているだけで、まだ誰も見つけていません。

Dark Matterについては、理論的候補があります。
ニュートラリーノという素粒子です。
標準模型を拡張して考えられた理論「超対称性理論」から予言されています。
今回、ヒッグス粒子を見つけた人たちも、このニュートラリーノを次のtargetに設定しています。
(その前に、ヒッグスの精密測定をするでしょうが)

でも、ニュートラリーノがDark Matterだという証拠はどこにもありません。
重さが似たような値になりそうだから、同じかも、と言っている程度です。
結局、両者が同じである、と何らかの方法で確認しない限り、宇宙の20%分を解明できたとは言えません。




残りの75%ほどは、ますます分かっていません。
とりあえず、名前をDark Energy(暗黒エネルギー)と決めました。
でも、分からないので、Darkとしています。
これは重力とは違って、互いに反発する力のようです。
上に向かって投げたら、落ちてくるかと思いきや、どんどん速くなって遠ざかっていくようなイメージです。
ナンノコッチャラ。
それくらい、何だか分かりません。



それを取り扱う数学も分かっていません。
新しい食材があるのは分かるけど、料理方法も食べ方も分からない、という感じです。



アインシュタイン級の新発見の時代が、再び訪れています。
興味深いことに、理論的にも分かっていないことが多いし、実際に確認しなければ自然を理解したことにはならないから、実験・観測の必要性あるのです。
若い知性の活躍する場所が、いつの時代もありそうです。

2012年11月2日金曜日

スバラシキカナ量販店

某電機量販店で、tabletカバーを購入しようとしていた。
店頭で価格比較サイトを調べていたら、店員さんが、「ネットではいくらになっていますか?」と声を掛けてくれた。
画面を見せて、最安価格を示し、「何とかなりますか」と尋ねたところ、「確認してきます」。


レジまでついていくと、ネット最安価格よりも若干安い価格を示してくれた。
スバラシイ!


価格が下がったこともスバラシイのだが、声を掛けてくれるタイミングもベストだった。
もし、そこで声を掛けてくれなければ、型番を確認して帰っていたかも知れない。


人にもよるが、どの商品が欲しいのかを選ぶのに、店員が顧客よりも勉強を怠っているケースが少なくない。そうなると、店員は足手まといになる。
ただし、価格については店員でなければ関与できない。
今回は、店頭の商品選びでは、商品サンプルが並んでいたので、店員に出してもらうことで、確認したい機能を実際にチェックできた。


小売業でネットとの競争が言われるけれど、実物を細かく確認したり、手にとってみたりする必要を感じている。品揃えが一定程度あり、ホントウニ詳しい店員がいて、ネット価格と同程度の価格競争力があれば、店頭で買う。


ネットで買うのは、日常的に買っていて、商品の詳細を確認しなくてもいいようなものに限られる。それに、買い物の楽しみって、色々見ることにあるような気がしているのだけれど。

2012年11月1日木曜日

1カ月無料にヤラレタ

某ネット販売会社の、上級会員プランで1カ月無料キャンペーンというのをやっていた。
いつも使う訳ではないけれど、注文して、翌朝発送し当日中に届くので、試してみようと申し込んだ。

確かにそれから1カ月、いくつかの行事で、突然必要なものがでてきて、助かることもあったけれど、実は、今欲しい、というニーズを満たせないのが、通販で、そのデメリットを顧客に負担させるのだから、商売としては上手。

1カ月で解約するつもりだったのに、解約期限の2日後に気付いた。
泣ける。

でも、1年続くサービスは、自動継続しないように、設定を変えておいた。

2012年10月30日火曜日

原発安全協定は金ヅルの証しか

福島第一原発相当の事故が発生した場合を想定した放射能飛散について24日、原子力規制委員会が予測を公表した(朝日新聞)。その後、29日に予測の誤りも発表されている(朝日新聞)。被害が新たに予測される地域からは、原発稼働の拒否権を握ることになる「安全協定」を求める声が上がっている。

電力会社は、原発の建っている都道府県と近隣市町村との間で、原発安全協定を締結している。協定の中で自治体側は稼働の拒否権を持っている。
また、協定締結先自治体には、電力会社側からの不透明で、多額の寄付が寄せられていることも、これまでに明らかになってきた。
原発稼働を、電力会社が金で買っている、という見方をされても仕方のない状況だ。
ただ、見方を変えれば、電力会社が自治体にたかられている、とも言える。

3・11後、原発近くの自治体が、身の危険を感じ、電力会社に安全協定を求める動きが広がった。電力会社側は、稼働を認めてもらうことが望ましいから、そのような拒否権は、できるだけ与えたくない。
その結果、電力会社側の動きは共通してくる。
これまでの安全協定とは異なる内容、すなわち、稼働拒否権を認めない新たなスタイルでの締結を模索している。

事業者としては、自然な動きと言える。
原発の稼働を左右されたくないし、寄付を要求されたら迷惑だ。
でも、情報を提供するくらいは、構わない。
そう考えるのは、ある意味で合理的だ。

他方、締結済み自治体からは、新たな締結への反対論が上がっている。
これまで、原発を受け入れてきた歴史を主張する向きもあるが、自分に回ってくる金が減らぬよう、防戦しているかのようだ。

原発を建てる地域に、ふるさとを捨てる覚悟を迫ったのが、3・11だった。
さて、自治体の動きやいかに。

2012年10月29日月曜日

お上がリストラ支援?

値上げをするなら給料減らせ――。電力料金の値上げを巡り、経済産業省が賃下げを条件にすることを、27日付朝日新聞が伝えている。値上げで増収を図れる上、ヤッカイな賃下げにお上が協力してくれるのだから、電力会社は値上げを申請するしかない。

3・11以降、定期検査を理由に停止した原発を、再稼働できずにいる。再稼働の条件が定まらないからだ。
原発の再稼働が見込めない中、電力会社の収支は赤字基調が続いており、いつまでも現状を維持するのが難しくなっている。

電力料金の体系は、原子力・火力・水力などの発電割合を決めることで、価格が決まるようになっている。
ランニングコストが少ない原発に比べ、火力発電は燃料費が高くつく。
再稼働がある程度望めないとして、原発の割合を下げ、火力の割合を高めることで、値上げという話になってくる。

ここで言う値上げは、基本料金や料金体系全般の値上げだ。
実は、電力やガスには、この値上げに加えて、3カ月ごとに石油や天然ガスの価格変動を、直接消費者に転嫁する「燃料費(原料費)調整制度」というものがある。
それとは別の話だ。

でも、原発事故を招いた責任は、電力会社だけにあるの?
監督官庁や規制官庁は何をしていたの?
値上げの行司役みたいだけれど、自分たちはどうするの?

2012年10月27日土曜日

リアルタイム写真共有―Google+ イベント

何かのイベントやお出かけで、リアルタイム写真共有する方法を考えた結果、Google+のイベント機能を使うことにしました。
1)共有範囲を限定
2)ユーザーが新たにaccountを用意しなくてもイイ
3)一元的に写真を集められる
という点を考慮しました。

Gmailを使っている人は、少なくないから、2)については妥協しています。
Facebookも選択肢だろうけれど、リアルタイムというより、事後的にアップロードすることや、一元的に集められない=ユーザーごとのアップロードになる、ということから、Google+の方が良さそうだと思いました。
リアルタイム写真共有の動機は、「後で送るね」と言われて、実際に送ってもらう機会が、そう、多くないことにありました。撮ったその場で送ってもらえれば、後から送ってもらう必要もないし、どんな写真だったかが分かると思いました。
ただし、Google+の写真は長辺が2048pixcelになってしまいますから、プリントするつもりなら、高品質な写真を手元に残しつつ、アップロードするのが得策です。



iPadで以下のアプリで検証。
Google+
Safari
Google Chrome
Google検索
Opera Mini
ドルフィン ブラウザー HD
ドルフィン for iPad
iLunascape

チェックインできそうなのは、Google Chromeだけ。
写真がアップロードできそうなのは、Google+、ドルフィン ブラウザー HD。
このうち、アップロード写真を、アプリから直接撮影できるのは、Google+でした。
コメントを書き込むのは、いずれのアプリからもできそうでした。
iLunascapeはuser agent次第で、色々できそうですが、agentが多すぎるので割愛します。



Androidスマホについて以下のアプリで検証。(ブラウザのみ)
ブラウザ(Galaxy IIの標準ブラウザ)
Google検索
Firefox
Opera mobile
Dolphin Browser

その結果、チェックインができそうなのはFirefoxのみ。
写真のアップロードができそうなのは、上記には見あたらず。
私のGalaxyIIは、訳あって、Google+アプリを起動できないのだが、ものの資料によると、チェックインも写真アップロードも、アプリからの直接撮影もできるらしい。



PCについては、対象ブラウザが多岐に及びそうなので、検証していませんが、Google Chromeから写真のアップロードは可能です。

2012年10月21日日曜日

高尾山

きょうは、高尾山に来ています。
よく考えると、30年以上来ていませんでした。
その間、某タイヤメーカーに高評価を得て、世界的観光地になっているようです。
英語や中国語の一行に出くわしました。
どの電車も首都圏のいつもの込み具合=それ以外の地域にとっては、朝の通勤ラッシュ並みの混雑。
写真は、高尾山頂から眺める富士山。
真ん中に薄っすらと見えるはずなのですが。

2012年10月16日火曜日

一貴、よくやった!

今週は、「FIA 世界耐久選手権 富士6時間」という、やたら長い名称のレースに行って参りました。
世界耐久選手権を略して、WECと書いたり、呼んだりすることが少なくありません。

このレースは今年、世界で8戦を戦いますが、第3戦にル・マン24時間が組み込まれ、価値を盛っています。注目度はそれほど高くない(一般的に、自動車の人気は日本で低迷中だし)のですが、トヨタの技術者たちがハイブリッドのレース車を本気で作っています。

そこがポイントだと思い、富士スピードウェイに行って参りました。

そこで見たのは、ハイブリッドのパワーのスゴサ。曲がってから数秒間の加速が、他のクルマと比較にならない速さなのです。

市販車ではハイブリッドが、燃費向上を目的に使われています。
ブレーキは通常、タイヤの近くにある金属板を、こすって減速します。理屈は自転車のブレーキと同じ。難しく言うと、運動エネルギーを熱エネルギーに変えて、減らす(減速する)訳ですね。
熱エネルギーは、運動エネルギーに戻せないので、「捨てている」訳です。

ハイブリッド車は、「捨てないで、運動エネルギーに戻す」というのがウリ。捨てていたのを使えるから、お得感がありますよね。そのお得感が、燃費で表れる訳です。

決められたルールで早く走るのがレースです。
ハイブリッドのモーターで、もっと早く走りたい。

過去のトヨタの発表したコメントから、モーターだけで300馬力もあるマシンのようです。
エライことですよ。300馬力って。

ということで、レースの中身を語っていたら、切りがないので、Jsportsの再放送やダイジェスト放送をご覧下さい。

タイトルの件については、コチラのインタビューで。
コチラでも、ご覧頂けます。


ちなみに、主催者がネット中継している、面白いレースです。次戦は上海。
公式ホームページはコチラ

2012年10月10日水曜日

可夢偉、Fantastic!

 2012年のF1日本GP。日本人唯一のドライバー、小林可夢偉にとってだけでなく、会場に訪れたファンにとっても、Fantasticなグランプリになった。決勝を振り返る。

 可夢偉もファンも、スタートがすべてだと、分かっていた。
 赤いシグナルが消えた午後3時3分27秒、スタートが切られた。

 可夢偉は今年、スタートに苦しんでいた。8月31日の第12戦ベルギーGPでは、2番手スタートだったのに、出だしに遅れ、後続車の事故に巻き込まれて13位で終えた。

 今回は大成功だった。2番手スタートのマーク・ウェーバーをとらえ、2番手で1コーナーに入った。
 しかも、今季ポイントリーダーのフェルナンド・アロンソがリタイア。追っ手が減った。
 鈴鹿は奇数列が有利と言われたのが、今回も表れた格好だ。

 序盤、完璧な走りだった。
 1分39秒台で走れたのは、可夢偉と、2年連続チャンピオンのセバスチャンだけ。
 後続を引き離しにかかる。

 事態を動かしたのは、タイヤ交換だった。
 F1では一つのレースで、柔らかいタイヤと硬いタイヤの2種類を、必ず使わなければならない。
 上位勢は柔らかいタイヤでスタートした。
 硬いタイヤに交換すると、一般的にタイムが落ちる。
 しかし、ガソリンが減って、どの程度の影響があるのかは、車の特性によって異なってくる。

 そこを、レース巧者のフェラーリが見せた。
 14周した可夢偉が交換した後、フェリペ・マッサは39秒台を連発。17周を終えて交換したら、可夢偉の前に出ていた。

 その後の可夢偉は、元チャンピオンのジェンソン・バトンとの攻防を展開。国際映像を釘付けにした。

 可夢偉が2度目のタイヤ交換をしたのは、31周を終えた時。ジェンソンは35周を終えた時だ。
 マクラーレンには珍しく、ジェンソンのタイヤ交換でミス。右リアの交換を終えていないのに、ジャッキを下ろしてしまった。

 コースに戻り、二人のタイム差は1秒ちょっとまで接近。
 空気抵抗を低減して、スピードを増すDRSの使用可能なメーンストレートは、それまでの走りから、追い抜きが困難なことが分かっていた。
 可夢偉が言うように、鈴鹿でメーンストレート以外に抜きどころはなく、ジェンソンにとっては、相手のミスに乗じるのが、安全で確実な方法だった。
 可夢偉は、ミスをしないことでしか、乗り切れない状況だった。
 可夢偉もジェンソンも、ゴールまで接近戦を演じ続け、そのままゴール。


 今季のチャンピオン争いに加わるジェンソンにとって、危険を冒してまで前にでる選択肢はなかったのかも知れない。
 しかし、互いに譲らぬ最後の5周は、今年、最もスリルのある時間だった。

可夢偉の予選にドキドキ

 2012年のF1日本GP。小林可夢偉にとってだけでなく、見ている人にとってもFantasticなグランプリになった。予選の模様を振り返る。

 小林可夢偉のタイムは予選4位だった。
 3位のジェンソン・バトンは、ギア・ボックス交換で5グリッド降格が決まっていた。
 Starting Gridを巡り、ハラハラの夜が始まった。

 F1の予選はまず、全員が走るQ1で18から24位を振るい落とす。
 続いてQ2を17台が走り、11位以下を振るい落とす。
 最後のQ3で上位10台の順位を決める。

 可夢偉はQ3に進出したが、出走したのは、規定時間終了間際。タイムを出せるのは1回だけだった。
 アタックの最中、スプーンカーブで黄旗た降られていた。危険を知らせる黄旗区間はタイムを更新してはならないことになっている。そこを過ぎて、可夢偉は4位のタイムをたたき出した。

 黄旗区間を走り、Q3唯一の記録を出したため、すぐさま審議対象に。タイムが認められなければ最悪、記録抹消で10番手スタートになってしまう。

 一方、予選終了後、フェルナンド・アロンソとセバスチャン・ベッテルが、互いにシケインで邪魔をされたとQ3の結果に異議を申し立てた。午後4時15分から、双方を呼び出しての事情聴取があると、午後3時28分付で発表された。セバスチャンは予選1位を記録していた。

 つまり、小林は1列目スタートの可能性も出てきてしまった。

 小林は黄旗区間について、空気抵抗を低減するDRSを使わず、出力を増すKERSも使わなかったと主張。タイムは認められた。
 他方、フェルナンドとセバスチャンの騒動は、セバスチャンに今季2度目となる注意という扱いに落ち着いた。

 予選終了は午後3時だったが、決勝のStarting Gridの見通しが立ったのは午後8時近くになっていた。

2012年10月5日金曜日

Arrived at Suzuka!

2012年も鈴鹿にやってきました。
きょう、10月5日からF1日本グランプリが開幕します。
4日には、ミハエル・シューマッハ-の2度目の引退が発表されたようで、最後の雄姿を目に焼き付けたいと思います。
徹夜明けでツライですが、興奮の3日間なので、何とかなるでしょう。

2012年9月22日土曜日

彼岸

霊園に向う人波を車窓から眺め、彼岸だと気付く。

きょうは秋分の日。

恩師を偲ぶ会が、この日に設定された訳が、いま分かった。

いなくなってから、その存在に気付かされる。
20年近く会っていなくても、どこかにいると、勝手に信じ、安心していた。
だが、やはり20年は長い。
歳も取れば、病気にもなる。

根拠なき安心感からは、いつか現実が突き付けられる。
当たり前を当たり前とせず、としていたはずだった。
その守備範囲を、身近なところにまで広げよう。

2012年9月17日月曜日

プリンタデビュー

驚くことなかれ。
インクジェットプリンタなるモノ、初めて我が家にやってきた。
今を去ること20年ほど前。学生時代だったであろうか。はたまた、就職してすぐか。Macintosh用Laser Printerを父が購入した。
転勤で家を出てからというもの、ファクスはあったが、プリンタはなかった。
そのプリンタもインクリボン式。
家でプリントする必要もないし、プリンタは我が家に存在しなかった。

ただ、ファクスなるもの、電話口近くに偉そうにたたずみ、周りを威嚇している。
昨今、ADSLモデムやら、無線LANルーターやら、同僚が増えてきているのに、デーンと構えているのが許せなくなってきた。

そう感じていた矢先の今春、某メーカーのファクスに目を奪われた。

コードレスホンと子機サイズの台。それに印刷・スキャン部の三つのパーツから構成されている。
印刷・スキャン部に電話線を刺す機種がほとんどだが、こいつは子機サイズの台が実は親機。コードレスホンをそれに乗せて使う。
印刷・スキャン部には無線でデータを飛ばすという。

しかも、無線LANルーターがあれば、そのネットワークに加わることができるから、家庭内の全PCからも印刷できる。
当然のことながら、家庭用複合機になっている。

私としては、子機(実質親機)とコードレスホン間の充電が、金属接触ではなく、非接触により行われることも評価した。金属部の接触不良で、充電できなくなった経験があったから。

我が家の課題を解決してくれる製品を今春見つけたのだが、訳あって、購入を見送っていた。
そしたら先日、そのメーカーがプリンタラインナップを一新し、ブランド名称も変更することを発表した。


今だ!


究極の型落ち。
メーカーにとっては、ブランド戦略なのだろうが、名前や見栄えにだまされない消費者でありたい。
kakaku.comやヤマダ電機店頭で価格調査をしたら、春よりも5,000円以上値下がりしていた。
買うしかない。
買っちゃった。

買った直後、東京・池袋のヤマダ電機で約14,000円で売られていた。購入価格が約16,000円だったから、悔しかった。
でも、家の近くのヤマダ電機では、約17,000円程度だったから、まーまーな成績としましょう。

多くの家で、ファクスなどは既に駆逐されているのかもしれないし、我が家も、遠くない将来、固定回線を撤去しかねない。
だが、メタル電話回線は、停電しても生きている(電話局側が電力を供給)ので、災害時の活用で、見直されている。

今まで使っていたファクスは、購入時に、電源が失われても、電話だけはできることを確認して購入した。今回は、製品の優位性が別のところにある。
1台ですべてをまかなうのは困難だから、学生時代の留守番電話が、電源なく使えることを確認し、非常時はこちらを使えばよいと考えた。

使ってみて便利だと思ったのは、メモリーカードから直接写真印刷ができること。
まだ使ってないけど、今回のプリンターはスマホやタブレットからの印刷もできる。
便利をこのような形で訴える時代なのだね。

2012年9月2日日曜日

神田川、増水中

出社途中、神田川が増水していることに気づく。
波立つほどの水量は、この川では見たことがない。

関東地方は1日から、不安定な天候だが、2日も一時的な豪雨が局地的に襲っている。
急な河川の増水に要注意。

2012年7月19日木曜日

「いじめ問題」なの?

大津の中学生2年生の自殺原因が、いじめとみられている問題で、野田首相がニュースで呼びかけ。「あなたは、一人ではない」と。(@朝日新聞デジタル


自殺した少年はいじめを受けていたようだ。
教師にもシグナルを発したのに、学校、教育委員会がそれに満足に対応できたいなかったのではないか、と疑われている。
しかも、自殺後の調査やそれに基づく確認が、ずさんだった印象はぬぐえない。


「あなたは、一人ではない」といいながら、教師も学校も教育委員会もあてにならない、と思われても仕方のない状況を生み出してしまった。


いじめ問題は、今に始まったことではない。
それ自体、非難を免れないが、今回問題になっているのは、「いじめ」なのだろうか。

2012年7月18日水曜日

恩師不孝

高校3年間の担任だった恩師が、亡くなっていたことが分かった。
5月に亡くなられたのだが、東京湾に散骨された18日に知らされた。
親不孝という言葉があるように、恩師不孝な教え子、というほかない。


胃がんを患っていたという。それすら、知らなかった。
そうでなくても、79歳だったから、一度は伺っておくべきだった。
平和憲法を愛した、典型的な社会科教諭だった。

ありがとうございました。そして、さようなら。


本件、教え子や同僚だった方には、お知らせしたいことがありますので、ご連絡頂ければ幸いです。(すでに、メールを受け取った方、その件です)

2012年7月17日火曜日

「やらせ」か、原発比率意見聴取に電力社員

将来のエネルギー政策決定を前に、政府が国民から直接意見を聞く会を開いている。電力会社員の発言が相次ぎ、紛糾を繰り返しているが、報道を読めば、政府の意図の不明確さが混乱を前いているように思える。


16日の名古屋会場の様子を伝える記事@朝日新聞デジタルによると、会では政府が2030年の原発依存度に挙げた0%、15%、20~25%の三つの選択肢について、それぞれ支持する3人ずつ計9人が意見を述べた。161人が意見表明を希望し、0%支持が106人、15%は18人、20~25%は37人だった。20~25%を支持する意見表明では、中部電力社員を名乗る男性がいたことから、会場でヤジが飛んだという。

15日の仙台会場の様子を伝える記事@河北新報によると、意見表明希望者は93人。内訳は0%支持が66人、15%が14人、20~25%が13人。20~25%を支持する意見表明では、東北電力執行役員企画部長と、同社OBが選ばれていた。さらに発言者9人のうち、3人が首都圏在住者だったという。


まず、中部電力社員や東北電力企画部長とOBが、自らの属性を明らかにして発言したことを評価したい。この事実が明らかになったことが、今後の議論の材料になるからだ。
つまり、20~25%を支持する声には、ランダムに選んでも電力会社員に当たってしまうような状況だった可能性がある。しかも、それは個別会場の問題ではない、と。


いずれの会場も、0%支持が過半数だ。それでも、20~25%支持と同じ、3人しか発言できない。だが、それぞれの支持表明者の声を聞くことが目的なら、そのような開催方法もありうる。
だったら、遠方から発言しに来る人を拒否しないのは理解できない。それぞれの案の発言者数の平等は確保するが、地域性は確保しないのだから。
もちろん、両者は両立させなければならないものではないが、両立させなかったら、一方を優遇し、他方を冷遇したと受け止められても仕方がない。
しかも、後に福島でも開かれるとしても、原発禍の最大被害地域である東北で、その電力供給先である首都圏在住者の意見表明を認めたのは、あまりに残酷だった。


意見を聞くことは、悪いことではない。だが、聞いた声は、あまりにも一部だ。
聞かなかった声は、政策を左右し得ない。聞いた声は、左右するのか。
そこまでして開いた、この意見聴取会。政策にどう反映させるのかが見えないから、人々の不信を招いているように見える。

2012年7月8日日曜日

都会の星空、みごと

東京・銀座の和光、大阪城、名古屋のツインタワー……。 誰もが知っている場所で、誰も見たことのない星空を写し取った 写真展 が、東京・銀座のフォトギャラリー、RING CUBEで開かれている。  #asaten

フィルム時代では困難だった都会の星空を、デジタルカメラと写真加工ソフトウエアによって描いた。 街中で見上げた44点のほか、夜空を燃え尽きながら帰還する小惑星探査機「はやぶさ」など5点を展示。購入することも可能だ。

会場のフォトギャラリーは、銀座4丁目交差点の交番横の丸いビル。入場無料で、7月29日までの開催。

2012年6月29日金曜日

To Do list

とある本を借りようと、数週前から図書館に行かねば、と思っていた。
きょう、たまたま時間ができて、蔵書検索で所蔵を確認の上、図書館に行った。
休館日だった。

2012年6月28日木曜日

複数SNSへの投稿同期(まとめ)

一カ所のSNSへの投稿で、他のSNSにも自動的に反映される「同期」を試みてきた。
2012年6月現在での、可能な方法を、これまでのテスト結果を基にまとめる。


   1)対象SNS: Google+, twitter, Facebook, mixi


   2)同期の方法
Google+への書き込む。そのRSS feedをtwitterに反映。
twitterの書き込みを、Facebookとmixiが受け取る。


   3)実装
   3-1)Goole+への投稿のRSS feedを把握
Google+への投稿は以下がRSSとなる。
http://gplus.slfeed.net/RSS2/***(数字が21個)
***はGoogle+で、自分のプロフィールを表示したときのURLから把握できる。


   3-2)RSSからtwitterに投稿
いくつかのサービスを紹介する。(推奨するものではない)
http://feedburner.google.com
http://twitterfeed.com/
e.t.c...


   3-3)twitterからFacebookに反映
Facebookの検索枠から「twitter」とか「smart tweets」と検索することで、アプリを探せます。
これらを使えば、Facebook側は反映できます。


   3-4)twitterからmixiに反映
「設定変更」「つぶやきの公開範囲」「Twitter連携」からどうぞ。
mixi側で書き込んでも、twitter側に反映されるようです。

ちなみに、Facebook→mixiというのもある。
https://www.facebook.com/feed/export/mixi/


まとめると、

   Google+ → twitter → Facebook & mixi

という流れで、Google+を親にしています。
本当は、文字数制限のあるtwitterを親にした構造を作りたかったのですが...
Google+の「一般公開」にtwitterの投稿を反映できるようになれば解決だと思います。
その方法が、まだ、分かりません。


私の場合は、googleのbloggerを利用したblogを親にしていて、

   blog → Google+ &  twitte

その上で、

   twitter → Facebook &  mixi

という構造を取っています。

2012年6月26日火曜日

Google+とのSNS同期(2)

結局のところ、Google+とのSNS同期は、それなりに成功したけれど、実現を取りやめるつもりだ。 理由はblog。 blogにはGoogleのbloggerを使っている。 blogからGoogle+とtwitterにデータを渡すことになる。 twitterから見ると、blogの投稿が、Google+からも流れてくる。 同じモノだから見る人にとっては、うれしくない。 ただ、別の問題が発生した。 blogへの書き込みの一部が、Google+に渡っていない。勝手に冒頭部分が削除されているのだ。 html tag divが、勝手に埋め込まれ、Google+に正しく渡っていないようだ。 一時保存し、しばらくあとに見た文書も、同様の症状を見せた。 bloggerよ、一体どうした。

2012年6月24日日曜日

Google+とのSNS同期

 SNSの同期に、再び挑んでみた。
 今回、課題だったのはGoogle+をどのように組み込むかだ。
 twitterに文字数制限があるから、ここをスタートに、他のSNSに投稿が流れていくように仕込みたかったが、今はまだ、難点があるようだ。

 待っていても仕方ないので、とりあえず、Google+への一般投稿のRSS feedをtwitterに流し、それをFacebookやmixiで拾うように設定してみた。
 果たして、うまく行くだろうか?

2012年4月16日月曜日

福島遷都論

高速道路で大騒ぎしたのは、いつの頃だったろう。
余った金を、借金返済に回すのではなく、値下げに使うのでもなく、高速道路建設に使うのだという。(朝日新聞デジタル



高速道路の建設や年金ばら撒きの話しを周囲の人としていて、東京外環道の話題になった。
外環建設に、今となっては賛成できない。

人口減やデフレで日本が縮む中、東京は依然として膨張し続けている。
その起源は分からないが、強い引力が作用しているかのようだ。
引力に金を注げば、ますます力が強くなる。
そこでの暮らしを改善すれば、膨張を助長してしまう。

今、そのようなことに使う金など、ありはしない。



しかしながら、失業者が減らず、景気の改善が見られないとき、ポール・クルーグマンの言うように、財政出動が必要なら、福島への遷都を考えたい。



「被災地の復興」という言葉に、胡散臭さを感じている。
元通りに「除染」することなど、無責任な言葉だ。
東京電力が金を出すというが、彼らは金を出しはしない。
金を出すのは、独占によって金を強奪されている消費者だ。

それでも、福島は東京の犠牲になったのは、事実だ。
多少なりとも意味のある使い方を、倫理的に意味があり、次代につながる使い道を考えると、東京の引力を減らすためにも、福島遷都論が勢いを持つ予感がする。



ただ、次の犠牲が生まれると、話はややこしくなってくるのだが。

2012年3月31日土曜日

Multi-Device 再び

約10年前、机の上にMacintoshとWindows、二つのノートPCを置いて、使っていた。
Macは古くからメールに使っていて、データをたくさん抱えていたから、手放せなかった。
当時は文字データがほとんどで、通信速度も54kpbsという、今では信じられないほど遅く、電話回線を使っていた。ISDNが速いなどと、言っていた時代のことだ。

しかし、右と左でやりとりするなど、データの二重持ちは結局のところハイリスクな上に面倒で、古いメールデータをWindows側に引っ越すことで、1台化を図った。




そして今週から、かばんの中にPHS、ガラケー、スマホ、タブレット、ノートPCと、五つのデバイスが入っている。 全部持ち歩く必要はない。でも、それぞれに必要性があったから持っているはずだ(と信じたい)。

10年前とは、データがクラウドにある点が異なる。単に機器が増えてしまったのだ。



PHSとガラケーは以前から持っていたものだ。PHSと携帯電話との間で、ナンバーポータビリティーが実現すれば、DoCoMoに集約して、1台の端末に二つの電話番号を持たせる機能を活用できるだろう。しかし、制度の問題なので、自分で解決できない。

スマホとタブレットは会社から渡されてしまったものだ。仕事の電話代を考えると、持ち歩くのが妥当だ。できれば、自前のガラケーを、ナンバーポータビリティーにより、スマホに移行できれば良かったのだが、コスト面から見送られてしまった。

タブレットとスマホを使えば、スマホの狭い画面でネットを利用するのは、実に苦しい。混んでいない電車の中では、タブレットが便利だ。

しかし、自宅や職場でタブレットを使えば、PCのメリットに気付く。
使い慣れていることもあるのだが、文字入力に秀でている。



ただし、悪いことばかりでもない。

災害時の通信会社が使えるかどうかは、昨今の関心事。
これだけ多くの機器を持ってしまった結果、DoCoMo、au、Softbank、Willcomの回線を使っていることになる。

あとは、emobileだけだ。

2012年3月7日水曜日

無線LANデビュー

無線LANデビューした。

家にあるPCには元々、無線子機機能が内蔵されていた。
にもかかわらず、親機を買っていなかった。

家の中を、奥の部屋まで長いケーブルが走っていた。
廊下の扉の開閉を邪魔していた。

実は一度、親機を買ったことがある。某C社の製品だった。
802.11n/a/g/bでの通信が可能とあったので、内蔵子機としてはaとb/gの両方で使えると思っていた。(子機にnはついていない)
ところが、どちらか覚えていないが、一方しか認識されず、返品した。

当時の親機は、アンテナが大変大きく、いかにも「届きます!」って感じだったのに、使った結果は残念なものだった。

届くのは当然、つながるのも当然、使えて当然。
今日、消費者向け製品のハードルは高い。

今回、購入した親機は某N社の製品。
かなり小型され、これで届くの?という心配もないではなかったが、2系統の電波が届いた。

もう1台のPCにも、実は無線子機が内蔵されていることが分かり、OSで内で調べたけれど、見つけられなかった。
ところが、ふとした会話から無線機能を起動する方法を思いつき、実践したところ大当たり。

これで、電池満タンならreal wireless!

ちょっとしたことだけど、何となく満足。

でも、私のすることなので、Securityはガチガチな設定ですよ。

2012年2月13日月曜日

KARTでGO

遅めの冬休みを頂き、寝正月ならぬ寝冬休みを過ごしています。
しかし、こんな時でなければ、遊びに出られません。


ということで、久々(2年ぶりかな?)にカートに行って参りました。



カートは、自動車レースの登竜門とも言われ、子どもから大人までが楽しめるモータースポーツです。
自動車がスポーツになるのを、実感できるのも魅力の一つ。
パワーステアリングなんて付いていませんから、ハンドルが重い。
10分でワンセットなんですが、一度は知り終えると、握力が続かないことに気付かされます。
握力?
そう、握力に来るんです。ハンドルを握らないと、ステアリングを切れないでしょ。思ったように曲がれません。

次に腕力です。力が続きません。腕がプルプルしちゃいます。
今も肩が、背中が、もちろん親指の付け根が、痛いです。

ちなみに、今回のコースは2011年、F1レーサーの小林可夢偉もチャレンジし、1週46秒台のタイムを記録したそうです。私は51秒台がやっとでした。

ハンドルが重いのは体重のせい?
軽い人、今度試して下さい。

2012年2月2日木曜日

LCC、今度こそ

LCC(Low Cos Carrier)と言われる、格安航空会社に注目が集まった2011年。
アジア・オセアニアのLCCが日本に就航したり、全日空がピーチ・アビエーションというLCCを作ったりと、空の旅が身近になる予感。


でも、LCCって、日本にもありましたよね。スカミマークやエアドゥが。



格安航空をつぶそうとしたのが、JALやANAでした。
就航する時間帯の運賃を値下げして、新規参入を阻もうとしました。

でも、つぶれたのはJALでした。



でも、LCCと伝統的航空会社とどちらが得なんですかね?
安いのは悪いことではないけれど、マイルをためてアップグレードするとか、得点無料航空券を使うとかと比べて、どっちがいいんですかね。

その辺、特集記事とかあったら、絶対読んじゃうなぁ。

2012年2月1日水曜日

SNSの同期

先日、twitterとGoogle+の同期について、Googleで検索してみました。
検索エンジンが悪いのか、Google+への書き込みをtwitterやFacebookに送信するツールは合ったけれど、逆向きを見つけられませんでした。

実験で確認していないから、確たることは言えないのだけれど、これらのSNSの中ではtwitterの文字数制限が、他のSNSよりも条件として厳しいように思えます。
そうすると、SNS間の同期を考えたとき、twitterの文字数条件を満たすように考えていく必要が出てきてしまいます。
であれば、twitterへの書き込みを、他のSNSに表示させるよう同期するようにするのが、理にかなっていると考えました。


それぞれに特徴があるにせよ、そのような、考え方で同期してしまうと、SNSの競争が無意味になってしまいかねません。

幸か不幸か、twitterからGoogle+へ連動させるツールは見つけられなかったので、業界としては平和かもしれませんが、消費者としては、不満が残ります。



今回は「同期」で調べたのですが、「同時に複数SNSに投稿する」ことを「同期」と表現している人たちが、少なからずいました。それって、同期じゃくて、マルチポストじゃん!

2012年1月31日火曜日

ユーロ共同債はサブプライム債だ

EU首脳会議、とりあえずの合意を見たようです。(朝日新聞デジタル
欧州各国の債務問題、よーするに「あんたら、借金、本当に返せるの?」と疑われているんですね。

全額返済はムリだと思われ、もう貸したくない、と言われているわけです。


GDPに比べて借金の割合が大きいと言われる国、ギリシャ、イタリア、スペインなんかが疑われているわけですが、日本の方がよっぽど割合も高いし、額も大きい。


ま、疑われているから、仕方ないですね。


疑われると、貸してくれる人が減ってしまうので、「すごい有利ですよ」と利子を高くしないと、借りてもらえなくなります。どんどん高くすると、今度は返済が厳しくなります。
返すのが大変になるのを割けようと、ユーロ圏が共同で借りて、少しでも安い利子で済ませようというのが「ユーロ共同債」構想です。

でも、これってどこかで同じようなことをしていませんでした?


米国のサブプライム住宅ローンです。
金融スコアリングの点数が低い人、つまり返済能力が弱い人々に貸した住宅ローンのことでしたね。
プライムの次という意味の「サブプライム」という、イカサマを感じる名前。一人ひとりの返済能力が弱いから、金利を高くし、いろんな人の住宅ローンを抱き合わることで、「誰かが全額返せなくなったとしても、金利を考えると何とかなるでしょ」くらいな勢いで、第三者に転売したわけですね。

それが結局、リーマンブラザーズショックにつながっていくわけです。
持っている債権の中に、どれくらいヤバイ人がいるのか、分からなくて、だれも引き受けてもらえなくなったわけです。それだけじゃなくて、サブプライムローンを持っている人は、絶対損してる、と思われ、そんなヤバイ金融機関なんて、相手にできないと、取引してもらえなくなっていったんですね。
金を貸す審査能力は、銀行の基礎的能力だと思うのだけれど。


で、ユーロ共同債って、これとそっくり!

きっと、将来もそっくり!



そうなって欲しくはないのだけれど。

2012年1月30日月曜日

すわ、ヒッグス粒子か

物理系の話が続きます。
「ヒッグス粒子の兆候か」というニュースが駆け巡りました。(朝日新聞デジタル)

ヒッグスとは、質量を与える素粒子とは、一般に説明されている通り。
でも、それが見つかると、何がスゴイのでしょう。


物理学は、世の中には四つの力があると教えます。
そのうち、三つについては、力を伝える粒子が発見されていますが、重力に関連する粒子だけは、まだ、見つかっていないのです。

ドラゴンボールのように、全部そろえたいですよね。(少し古い?)

ということで、最後の一つとして、ヒッグスに注目が集まります。



でも、私が気になったのは、その発表方法。
スイス・ジュネーブの研究所CERNでのセミナーをネット中継するという手法でした。

歴史的大発見なら、学者は論文で、その内容を明かすでしょう。
論文は、掲載されるまでに、編集に携わる人が、内容を事細かに筆者に問いただし、内容の質を担保するからです。発表する価値があると認められないと、論文は掲載されません。
掲載する側も、事後に誤りがあったことが分かると、信用問題になるので大変です。

しかし、今回のようなセミナー形式だと、やりたい放題です。
真偽はもちろん、内容をどれくらい精査したのか、といった点について、第三者が質を担保することはできません。

今回の発表は「ヒッグスを確認」と言えるレベルには達していませんでした。
過去の例から推測すると、そのレベルに達したら、きっと、論文で一気に公表するのでしょう。



2009年にも、同様の事例がありました。
こちらは、米国で開かれたセミナーです。
ダークマター(暗黒物質)と言われるものが、見つかったのではないか、という発表です。
ややこしさを増すので、ダークマターが何であるかについては、説明を省略しますが、はやり新しい素粒子だと考えられています。

それが見つかったら大ニュースなのだけれど、やっぱりセミナーのネット中継でした。
やはり、「発見」とか「確認」というには及ばないレベルでした。


面白い話だけれど、私にとっては後味がスッキリしないニュースでした。

2012年1月29日日曜日

スマホなるもの

ようやく、スマホなるものを使い始めました。


3~4年前から、スマホが欲しいと思っていたけれど、会社で配布されるというから、ガラケーを使い続けていたのです。

そんな思いをしる人たちからは、「昔、欲しいって行ってたじゃない」と。


使い始めたスマホなるもの。
安全対策として、限られたアプリ以外は動かないように設定されています。
その結果、文字入力はキーボードの形が表示されるわけです。
画面を横にして、できるだけボタンが大きくなるようにして打ちます。
でも、指は狙った文字から少しずれることもしばしば。


アプリはインストールできても、起動できない。
なかなか良くできたシステムだ。

しかし、好きに動かせないと、壁紙を変えるのにも一苦労。
SDカードで画像ファイルを受け渡したが、ファイルが見つからない。検索検索。システムが理解できるdirectory構造があるらしく、PCでdirectoryを切ってファイルを入れると認識してもらえた。

画面サイズにトリミングすることになるのだが、壁紙用のトリミング枠を横にしようと、本題を横に向けると、写真までも横に向いてしまい…

検索検索。

仕方なく、PC側で適正サイズにトリミングしてからSDカードで搬入した。


スマートじゃない。

2012年1月28日土曜日

Plan B

勝負はどう転ぶか分からない。
F1では、走行中の状況やレースの進展で、何週目にタイヤ交換をするか、プランを途中で変更することがある。
ピットから無線で「プランBで行く」と、ドライバーに伝え、次回交換の時期の変更を指示するのだ。
強いチームほど、様々なプランを用意して、万全な体制を敷いている。



3・11以降、世界は変わった。

けれど、変わった状況に対応できているかは、心もとない。
結局のところ、Plan Bがどれだけ用意されているかが問われた。

私たちには、Plan Aしかなかったし、Aが万全だと信じていた。
そこには、それらしき根拠があったが、Plan Bを用意しないのは、怠慢でしかなかった。


「Plan Bで行く」ことにしたら、それで終わりではない。
「Plan Bで行く」ことにした瞬間、その次のPlanが求められる局面に入っているのだから。

2012年1月25日水曜日

放射線、写真・映像にどう影響?

福島第一原発2号機の原子炉格納容器内を撮影した写真や映像を、東京電力が公開しました。(asahi.com:写真映像
いずれも、放射線によるノイズが写っています。
放射線がなぜノイズを起こすのか、という疑問の声を聞きました。



静止画でも動画でも、現在はデジタル化されていて、光が半導体(CCDやCMOS)に当たり、それが電気信号となって記録されます。

放射線も光の一種。すごく波長の短い=振動数の大きい=エネルギーの強い光です。
静止画も動画も、カメラの半導体は目に見える光(可視光)だけを記録しようとしているのですが、放射線のエネルギーが強すぎて、半導体内の電子、つまり電気信号に影響を与えてしまうのです。



放射線は自然界にも存在し、地面から、あるいは宇宙から降り注いでいますが、普段の暮らしでは、そのようなノイズを見ることはありません。
しかし、燃料が原形をとどめない状態にある原発の、しかも格納容器という燃料に近いところでは、放射線量が多すぎることを、うかがわせます。



では、半導体ではなく、フィルムで写真を撮ったらどうなるか、という疑問も、当然湧いてくるでしょう。

昔の素粒子物理学の実験という感じです。
昔は、宇宙からの放射線を記録しようと、大きなフィルムを置いておいたそうです。粒子の軌跡がフィルムに描かれ、それを元に、様々な自然現象を観察していたそうです。

つまり、フィルムにしたら、半導体での静止画や動画と同じように、ノイズとして記録されるでしょう。

2012年1月23日月曜日

不確定性原理に新展開~ハイゼンベルグの不等式を拡張~

物理原理の一つである不確定性原理。それを記述するハイゼンベルグ(Heisenberg)の不等式では説明のつかない現象を、ウィーン工科大の実験グループが確認しました。実験結果は、名古屋大学の小澤正直教授の提唱する不等式(小澤の不等式)に合致しているそうです。(asahi.com

ここまで読んで、アレルギー反応を抱き、悶絶してしまう人がほとんどですよね。
前提知識を把握してからでないと、内容に踏み込めないからです。



まず、不確定性原理の位置づけ。
原子や分子といった微小な世界は、高校で習うようなニュートンの力学では説明がつかない。そのような世界を理解するための学問が、量子力学。その分野の基本原理の一つが、不確定性原理です。

では、不確定性原理とは何か。
私たちの体に光が当たっても、その威力で転んだりしません。でも、微小な世界で光にぶつかると、もの(原子や電子)が動いてしまうのです。

私たちがものを見るとき、ものに当たった光が目の中に入ることで「見えた」と思います。
原子や電子が見えるわけではないけれど、もし、そのような小さなものの位置を知りたいと思って光を当てても、当たった瞬間に動いてしまうからです。
だから、ある瞬間、それがどこにあるのかを正確に知ることはできません。
ある程度の「不確定性」を、常に持ち続けることになるのです。これが不確定性原理です。

それを、定量的に表したのがハイゼンベルグの不等式。 二つの値(上の例では、位置と運動量)を詳しく知ろうと思っても限界値がある、と記述しています。(厳密には正確な説明ではないが、ま、そゆこと)

ここまでが、最低限の前提知識。



で、今回分かったことは、ハイゼンベルグさんが「ある程度不確定性が残ってしまう」と言っていたことについては「確定できた」けれど、別の要素が出てきて、そっちを合わせた全体では、やっぱり「不確定なんだ」ということですね。



で、それって、どれくらい、すごいの?ということが知りたいですよね。

ハイゼンベルグの不等式を、小澤さんが拡張したということになるわけですが、似たようなことをしたのが、アインシュタイン。ニュートンの力学を拡張したわけだから。

小澤の不等式が、ハイゼンベルグを超えて一般的に成り立つかは、今後も検証が続くことになるでしょう。でも、検証に終わりなんてないんです。
だって、今でもアインシュタインの相対論の限界がないか、世界中で実験がなされているのだから。



この種の研究は、より精度を高めても成り立つか、ずーっと続きます。限界が現れたらまた、考えたり、先に理論が出てきたり。
何かの役に立てることが目的ではなくて、知的好奇心で探求する分野です。

最近は、量子力学を応用してた「量子暗号」の実用化が進んでいます。しかし、ハイゼンベルグの時代、そのようなことを考えて研究していた人など、いないでしょう。
今回も100年くらい経てば、応用の動きも出るのでしょうが。