約10年前、机の上にMacintoshとWindows、二つのノートPCを置いて、使っていた。
Macは古くからメールに使っていて、データをたくさん抱えていたから、手放せなかった。
当時は文字データがほとんどで、通信速度も54kpbsという、今では信じられないほど遅く、電話回線を使っていた。ISDNが速いなどと、言っていた時代のことだ。
しかし、右と左でやりとりするなど、データの二重持ちは結局のところハイリスクな上に面倒で、古いメールデータをWindows側に引っ越すことで、1台化を図った。
そして今週から、かばんの中にPHS、ガラケー、スマホ、タブレット、ノートPCと、五つのデバイスが入っている。 全部持ち歩く必要はない。でも、それぞれに必要性があったから持っているはずだ(と信じたい)。
10年前とは、データがクラウドにある点が異なる。単に機器が増えてしまったのだ。
PHSとガラケーは以前から持っていたものだ。PHSと携帯電話との間で、ナンバーポータビリティーが実現すれば、DoCoMoに集約して、1台の端末に二つの電話番号を持たせる機能を活用できるだろう。しかし、制度の問題なので、自分で解決できない。
スマホとタブレットは会社から渡されてしまったものだ。仕事の電話代を考えると、持ち歩くのが妥当だ。できれば、自前のガラケーを、ナンバーポータビリティーにより、スマホに移行できれば良かったのだが、コスト面から見送られてしまった。
タブレットとスマホを使えば、スマホの狭い画面でネットを利用するのは、実に苦しい。混んでいない電車の中では、タブレットが便利だ。
しかし、自宅や職場でタブレットを使えば、PCのメリットに気付く。
使い慣れていることもあるのだが、文字入力に秀でている。
ただし、悪いことばかりでもない。
災害時の通信会社が使えるかどうかは、昨今の関心事。
これだけ多くの機器を持ってしまった結果、DoCoMo、au、Softbank、Willcomの回線を使っていることになる。
あとは、emobileだけだ。