2011年9月14日水曜日

宇宙飛行士は毎日1ミリシーベルト

 宇宙飛行士は毎日1ミリシーベルトの放射線を浴びているらしい。(asahi.com
国際宇宙ステーション滞在中の宇宙飛行士、古川聡さんが語っていた。

毎時数十マイクロシーベルトに相当する。

ロシアには1年も滞在した人がいるが、低線量の影響を理解するには、まだ統計(サンプルとなる人の数)が足りないのだろう。

自民党員の電力経営者

 そういえば8月下旬、原発事故を受けて新設された佐賀県議会原子力安全対策特別委員会の委員長を務める自民党県議の政治団体に、九州電力幹部ら6人から2009年、計5万円の献金を受けていたことが伝えられていた。(asahi.com
やらせメール問題解明にあたる立場として、中立性に疑問の声が出たとして、委員長を辞任した。

今回は県議だったけれど、政治資金収支報告書を見ると、自民党国会議員に関係する政治団体に、電力会社役員からの献金を見つけることは、それほど難しいことではない。

電力会社には、利益を保証する料金体系と地域独占とが電気事業法で認められている。さらに、様々な税制上の特典もあるから、企業献金を控え、役員個人が献金をする形で世論の批判をかわそうとしているように見える。しかし、その方法に胡散臭さを嗅ぎ取る向きもある。献金する経営者自身が、受益者になっていると言えるからだ。それに、献金をしている役員自身が、自民党員であるケースもある。

邦人献金を減らし個人献金の拡大によって、政治と金の関係を改めようという流れが、1990年代から続いていたが、フクシマは、その考え方さえも、再考を迫っているように思える。
この問題、解決策はなかなか浮かばない。

どうする、今年のF1

 F1日本GPが、あと1カ月に迫りました。Sebastian Vettelがシリーズ連覇を決めるレースになるかもしれません。Grand Prix Weekは金曜の午前、午後、それに土曜午前の各1回に練習走行、土曜午後の予選、そして日曜午後の決勝の5回、走行が予定されています。

しかし、この時期はお日柄が悪い。

世間は運動会シーズンですよ。去年はそのことを忘れていたので、早々とシケインの指定券を買ってしまいました。

とりあえず金曜の練習走行に日帰り参戦。子どもの運動会が土曜から月曜に延期された連絡を、朝に受け、それから車で行こうとと考えました。しかし、事は台風。きっと午前の練習走行も厳しいだろうし、もしかしたら予選も...
移動の疲れや宿の手配を考えて、土曜夜(日曜未明)に行き、夜帰ってくる方針に転換しました。

天は我に見方しました。

午後の予選生中継を見ると、鈴鹿は大雨。予選は中止され、日曜午前に設定されました。
日曜に予選と決勝をやったのは、うーんと、多分、2004年の鈴鹿以来かなぁ?
その時も台風で、金曜日から大荒れでした。
史上2度目の予選・決勝同日開催です。

決勝では、小林可夢偉がヘアピンで追い抜きを重ね、印象的なレースになりました。
レースを終え、観客に手を振る小林可夢偉。接触による損傷が車体左側に残る=2010年10月10日


そして今年。
一昨年、昨年と、観客数が過去最小を毎年更新している状況で、早めに券を購入する必要はないだろうと、指定券の購入を控えていました。
ですが、やっぱり運動会が土曜日に設定されてしまいました。

金曜の練習だけを見に行く手もあるのですが、そこまでの元気は、今年はなく、やむなく断念せざるをえないようです。

日本で車が売れないワケ

 テレビ東京系で午後11時から放送しているニュース番組「ワールドビジネスサテライト」で13日、視聴者から、自動車産業についての質問が寄せられていました。日本で若者が車を買わなくなったけれど、自動車産業は大丈夫だろうか、というものでした。

若者が車を買わなくなったかどうかは分かりませんが、新車国内販売台数は確かに減少しています。2010年は、ピークだった1990年に比べて3割減だそうです。(ロイター

番組でどのような回答がなされていたかの詳細は覚えてないのですが、触れられなかった点で、私が気にしていることがあります。

それは、駐車場。東京の駐車場の価格は、尋常とは言えないでしょう。東京・銀座近くの、とある駐車場は、月額約6万円、四谷・白金で月5万円、自由が丘で月4万円という価格を見聞きしたことがあります。極端な例でしょうが。

東京で一番問題なのが住宅事情です。東京圏以外に比べ、価格は高いのに狭い。なおかつ、通勤時間が長い。同じ大きさで、同じ通勤時間なら、東京の住宅は1.5倍程度高いように感じられます。
しかも、駐車場がネック。上記の例は極端だけれど、月2万円というのが、実際的な感覚でしょうか。
駐車場つきの家でもないと、駐車場代分だけ、家賃が高いのです。

なにより、東京以外では駐車場無料のショッピングセンターも少なくないですが、東京では駐車場代はほぼ必須。そのほかにも、高速道路など、車で動けば電車の何倍も出費を強いられます。
東京や大阪は鉄道網が発達しているので、車がなくても十分に暮らしていけます。つまり、車は嗜好品。車自体の価格が安くはなく、維持費もそれなりにかかる上、東京では特別に経費が高くつくのなら、合理的に考えれば無駄なモノです。

若者だけでなく、都会生活者なら、車は無駄なモノなのです。

かくいう私は、車が好きなので、家探しのポイントに駐車場を置かざるを得ません。モノ好きなんでしょうね。