13日夜(日本時間14日)にフランス・パリで発生した同時多発テロ事件を受け、フェイスブックやツイッターのタイムラインが、パリへの祈りで埋め尽くされた。
フェイスブックのプロフィール写真をトリコロールカラーに染めるツールも稼動し始め、マーク・ザッカーバーグCEOも、自身のプロフィール写真の彩を変えた。
少し気になったので、朝日新聞デジタルが提供する記事検索機能を使い、10月1日付以降、朝日新聞に掲載されたテロと考えられる事件について、洗い出した。
「テロ」という検索結果に、米軍の医療機関への空爆を加えた。
11月01日、東アフリカ・ソマリアのホテルで爆弾テロがあり、少なくとも9人が死亡。
10月31日、エジプト東部で224人が乗ったロシア機が墜落、全員死亡。テロ説が浮上。
10月10日、トルコの首都アンカラで連続自爆テロがあり、103人が死亡、240人以上が負傷。
10月26日、トルコ南東部で過激派組織「イスラム国」(IS)の隠れ家とみられる家屋を捜査した際、潜伏していたIS戦闘員と戦闘になり、同戦闘員7人が死亡、警官2人が死亡、5人が負傷。
10月18日、イスラエル南部ベルシェバの中央バスステーションで発砲事件があり、イスラエル軍の兵士1人が死亡、兵士や警察官、市民ら11人が負傷。パレスチナ人とみられる容疑者は、その場で射殺。
10月05日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸ベツレヘム近郊で5日、イスラエル軍が13歳のパレスチナ人の少年を射殺。
10月04日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸トルカレムで、イスラエル軍が18歳のパレスチナ人男性を射殺。
10月03日、エルサレムの旧市街でパレスチナ人の男が通行人のイスラエル人2人を刺殺。
10月03日、アフガニスタン北部のクンドゥズで、国際医療NGO「国境なき医師団」が運営する病院を米軍が空爆し、患者やスタッフ計16人が死亡。
10月02日、オーストラリア・シドニー郊外パラマッタのニューサウスウェールズ州警察本部前で、警察職員の男性が射殺。
09月30日、中国南部の広西チワン族自治区柳州市で17件の連続爆発事件が発生し、7人が死亡、2人が行方不明、51人が重軽傷。翌10月1日にも爆発。
パリに注ぐ祈りと、同じだけの祈りを、すべてのテロや紛争の被害者にも。