2015年3月23日月曜日

「倫理的行動より見せかけのコンプライアンスばかり重視」

正月のインタビュー連載に登場した歴史学者、ニーアル・ファーガソンの言葉。
「西洋を支えてきた諸制度が劣化している。4点挙げよう」
「国家財政が悪化し、債務が巨額になった。若い世代が高齢者世代から、まるで詐欺に有っているようになってしまった」
「(人々や企業は)倫理的に行動するよりも、見せかけのコンプライアンスばかり重視している」
「安易な訴訟や恣意的な判決で、法の支配が十分に機能しなくなった」
「市民社会そのものが衰退。地域の問題を自分たちで解決してきた米国人ですら、欧州人のように政府に任せようとしている」

(インタビュー2015)西洋からの警鐘 歴史学者、ニーアル・ファーガソンさん - 朝日新聞デジタル
(2015年1月3日付朝日新聞朝刊)