2011年9月14日水曜日

日本で車が売れないワケ

 テレビ東京系で午後11時から放送しているニュース番組「ワールドビジネスサテライト」で13日、視聴者から、自動車産業についての質問が寄せられていました。日本で若者が車を買わなくなったけれど、自動車産業は大丈夫だろうか、というものでした。

若者が車を買わなくなったかどうかは分かりませんが、新車国内販売台数は確かに減少しています。2010年は、ピークだった1990年に比べて3割減だそうです。(ロイター

番組でどのような回答がなされていたかの詳細は覚えてないのですが、触れられなかった点で、私が気にしていることがあります。

それは、駐車場。東京の駐車場の価格は、尋常とは言えないでしょう。東京・銀座近くの、とある駐車場は、月額約6万円、四谷・白金で月5万円、自由が丘で月4万円という価格を見聞きしたことがあります。極端な例でしょうが。

東京で一番問題なのが住宅事情です。東京圏以外に比べ、価格は高いのに狭い。なおかつ、通勤時間が長い。同じ大きさで、同じ通勤時間なら、東京の住宅は1.5倍程度高いように感じられます。
しかも、駐車場がネック。上記の例は極端だけれど、月2万円というのが、実際的な感覚でしょうか。
駐車場つきの家でもないと、駐車場代分だけ、家賃が高いのです。

なにより、東京以外では駐車場無料のショッピングセンターも少なくないですが、東京では駐車場代はほぼ必須。そのほかにも、高速道路など、車で動けば電車の何倍も出費を強いられます。
東京や大阪は鉄道網が発達しているので、車がなくても十分に暮らしていけます。つまり、車は嗜好品。車自体の価格が安くはなく、維持費もそれなりにかかる上、東京では特別に経費が高くつくのなら、合理的に考えれば無駄なモノです。

若者だけでなく、都会生活者なら、車は無駄なモノなのです。

かくいう私は、車が好きなので、家探しのポイントに駐車場を置かざるを得ません。モノ好きなんでしょうね。

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