2011年5月21日土曜日

停電でも固定電話は使えるのだが...

戦争や戦争直後を知らない世代ではありますが、無計画停電(輪番停電)を経験しました。
携帯電話は便利ですが、実は、家庭の固定電話は停電していても使えることを知っていますか?



昔ながらの導線で、家庭と電話局(今は、NTT東西の支店といいますけれど)とが結ばれている場合、電話局側から電力が供給されます。思い出して下さい。昔の黒電話やベージュのプッシュホンは、電源用の線はなく、電話線だけでしたよね。

最近の電話機は、ファクスも兼用しているなど、多機能化が進み、電話局からの電力では不十分なので、電話機自身もコンセントから電力を受けます。停電時のことを考えている機種は、コンセントを抜いても、通話機能だけは維持されています。もちろん、コードレス子機は使えません。

我が家は今の電話を買うとき、この点を重視して商品選定をしたので、停電時も通話を確保することができました。(電話しませんでしたけれど)



家庭での電源を必要とするIP電話はまったく使えないことを、忘れないようにしないと行けません。
特に、光ファイバーは、まったく使えなくなります。
最悪なのは、自宅では導線なのだけれど、マンションと電話局が光ファイバーなケース。大きなビルの場合、大きな電池(無停電電源=UPS)や自家発電で、通信などのインフラへの電力供給を確保していますが、マンションレベルだと、そのような手配はなされていないでしょう。停電=通信途絶となってしまいます。



阪神大震災で、普及前の携帯電話が活躍しましたが、今は携帯電話を持っているだけではなく、予備電池の確保と、メールの使い方の学習は、お年寄りでも最低限のインフラとなりそうです。

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