2011年5月14日土曜日

薄い色のタオルが多いワケ

池袋から築地までの約3時間、結局、道中の駅で何度か確認したけれど、地下鉄もJRも、復旧していなかった。会社に到着した午後6時30分ごろは、社内のほとんどのエレベーターが止まっていた。一部動いているのもあるようだが、余震で閉じこめられることを警戒して使用を避けた。3時間近く歩いたことより、最後の階段が一番疲れた。

午後6時30分ごろに到着、当日当番はなくなり、翌朝からの仕事に回った。けれど、電車が動いていないようでは、帰ることも、再び出勤することもできない(ちなみに、mapfanで後日調べたのだが、自宅から築地まで歩くと、約11時間かかるらしい) 。

どこかでゆっくりしようにも、緊急地震速報は鳴り続けたり、東京電力福島第一原子力発電所でECCS(緊急炉心冷却装置)が稼働しなくなったりして、落ち着くヒマはなかったのだが、どうしても買い物に行きたかった。


飲み物と、風呂に入るタオルが欲しい。


深夜になって、多少、落ち着きだした頃を見計らい、社外へ買い物に出た。
というのも、社内のコンビニからは、食料品が消えていたので、翌日の仕事を終えるまでの物資を、ある程度確保しておきたかったからだ。

午前1時15分ごろ、買い出しに出発。近くのコンビニエンスストア2店を確認したが、いずれも飲食料は消失。弁当のごはんは会社にあったので、とりあえずレトルトカレーを調達。タオルを買いに、銀座ナインのドン・キホーテに向かった。

海岸通りはそれほどでもないが、昭和通りはまったくと言っていいほど動かない大渋滞。やっぱり動かない方が良いのかも知れない。


ドンキに入ると、カップラーメンなどの食料も充実、ペットボトル入りの飲料もある。タオルも。穴場だったかも。

何となく、濃い茶色が気に入ったタオルを2種類を買って、会社に戻った。
色の濃いタオルなんて、あまり使わないから想定外だったのだが、風呂場でタオルについた石鹸を洗い落としていると、水の色が茶色に。


そっか、だから薄い色のタオルが多いのか。


寝床を確保していたつもりが、人が多くて奪われていて、リクライニングソファーで寝ようとしたものの、寝付けず、地震関連資料に目を通しながら、人生初の完全徹夜で、12日の朝を迎えた。(朝まで試験勉強したこともあったけれど、わずかながら寝ていた!)

午前6時、寝るのをあきらめ、朝食がてら築地市場を偵察しようと社外に出て驚愕。築地市場に入るトラックが列をなして大渋滞。そうだ、物流がパニックを起こしているのだ。
市場に荷物を持ち込むことが今まで見たことのない。いつもの午前6時なら、ほとんど走っている車は、ないのだけれど。

さて、12日午前6時過ぎの築地市場は、場内のお店はいずれも営業中。吉野家も。昨晩の弁当のごはん+レトルトカレーを回避することができた。

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