2015年12月18日金曜日

古し新聞ナナメ読み:必要なのは事実認識の共有

■日本総研 藻谷浩介・主席研究員
 「『メディアは立場を明確にして、意見を主張すべきだ』という言説がある。とんでもない。ただでさえ、政治家も経済人もブロガーも、事実に反する思い込みを無自覚に発信しているというのに。学者ですら、現実離れしたモデルに基づく誤りを平気で書いているというのに。日本社会に必要なのは客観的な事実認識の共有化であり、それを実現できるのは事実を調べ記述する社内規範を確立した一部の新聞メディアしかない」



(2015年12月3日付朝日新聞朝刊オピニオン面)

2015年12月16日水曜日

Google Photo back upとGoogle Driveに要注意

きょうの反省。
スマホのテザリングを、たまたま出先でONにしたこと。
それにより、いくつかの不運が重なって、2カ月分のデータ通信量を使い果たしてしまいました。
順を追って把握しないと、この原因究明にたどり着けません。
まずは、Google Photoについて。
 
 
Google PhotoはPCやスマホ内の写真をバックアップするサービスです。
昨今の写真は高解像度のものが多いので、元データなら一定容量までは無料で、それを超すとディスクスペースを有償で購入する必要があります。
それに加えて、縦横を2048pixcel×2048pixcel以下に自動的に縮小する設定をすれば、ナンボでもバックアップしてくれます。
PC用には専用のアプリケーションがあり、スマホやタブレットでは、Google PhotoやGoogle+アプリから設定可能です。
サイズを縮小すると言っても、約400万画素なので、画面上はもちろん、拡大しない限り印刷でも使用に耐える水準と言えます。
 
 
次にGoogle Driveについて。
Google driveは、一定データ容量をクラウド上に保管してくれるサービスです。
Photoが写真であるのに対し、主に文書などをイメージすると良いでしょう。
こちらも、一定データ容量を超える場合は有償です。
 
このGoogle Driveに機能変更がありました。
内容は、Google PhotoをDrive上に表示する(エクスプローラーで見るような感じ)というものです。
PC内ではファイルとして管理しているので、それに似たイメージがあり、「これは便利だ」と思って、スイッチをONにしました。
すると、Google Drive内にGoogle photoというフォルダができ、その中に次々と年を表すとみられる数字で名付けられたフォルダができあがっていきました。
 
Google DriveにはPC用のアプリケーションがあり、クラウド上と同じ内容をPC内に保持しています。
ということは、新機能のONにして、フォルダが出来たことに対応し、PCにデータのコピーが始まるわけです。
そんなことまで思いが至らず、出先でたまたまテザリングした際に、データSIMの月間通信量を使い果たし、気付けばPC本体のディスク容量も圧迫していました。
 
 
このままだと普段の使用に影響するので、PCのGoogle Driveアプリケーションの設定で、Google photoを同期対象外とすることで、PCのデータが削除され、容量の余裕が生まれました。
 
 
教訓。仕様変更は要注意。

2015年12月15日火曜日

古新聞ナナメ読み:戦後70年談話 「私が首相なら」

■岡崎哲二・東大教授
「安倍晋三首相は、しばしば力による現状変更は受け入れられないという見解を表明している。この見解は、今日の世界の状況を見るとき、くりかえし強調するに値する。
日本によるこの主張に説得力を与え、国際社会の中で有力なものとするためには、日本がかつて行った侵略、すなわち文字通りの『力による現状変更』の試みがアジア諸国と日本国民に甚大かつ悲惨な被害をもたらしたことを率直に認めたうえで、それに関する真摯(しんし)な反省・悔恨と謝罪の意思を表明し、そうした行為の背景にあった制度と国粋主義的価値観を戦後の日本が払拭(ふっしょく)したことを示す必要がある」
(読み解き経済)戦後70年談話 経済史を研究する岡崎哲二さん:朝日新聞デジタル
(2015年5月20日付朝日新聞朝刊オピニオン面)


自分が日本の首相なら、戦後70年談話で何を語るか、日米8人の研究者が書いたことを紹介している記事。実際の8人の談話は英語・日本語で読むことが出来る。
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