2015年8月30日日曜日

古新聞ナナメ読み:駒としての自覚

「イラク難民の男の子がこう言いました。『知ってる? 戦争になったら僕たちチェスの駒なんだ。チェスって動かしている人間はぜんぜん傷つかないけれど、駒はどんどん傷つくだろ』」

(耕論)憲法9条のリアル 宝田明さん、安田菜津紀さん、川上量生さん:朝日新聞デジタル
2015年5月1日付朝日新聞朝刊

古新聞ナナメ読み:ジャーナリストの思考

ドイツ有力紙や米主要紙の東京特派員らが、日本の外務省から圧力を受けている、という記事。
外務省国際報道官は、それを「誤解」だといい、「協議をして誤解が解消した」と認識しているらしい。

独有力紙幹部が言うには、「政府関係者が直接抗議に訪れたのは、北朝鮮以来だ」という。
よーするに、日本は北朝鮮並みの国だと思われるような言動を、外務省は世界中で展開しているらしい。
「誤解」は、そのように「解消」している、ということか。

文末の専大教授のコメントは光る。
「ジャーナリストの多くは、政府による水面下の宣伝活動に反感を持つ可能性が高く、日本のイメージを悪化させている」

特派員「外務省が記事を攻撃」 独紙記者の告白、話題に:朝日新聞デジタル
2015年4月28日付朝日新聞朝刊

2015年8月29日土曜日

古新聞ナナメ読み:今さらフロン?

見逃してしまう場所って、ありますよね。
下のほうに、気になる記事がありました。
空気の熱を移動させてお湯を作る「エコキュート」。
この冷媒には二酸化炭素が使われています。

ダイキン工業とコロナが2015年2月に発売した新機種「ネオキュート」には、フロン類のHFC(R)32が使われているというのです。温室効果は二酸化炭素の677倍といいます。

両社の説明も書かれています。
さて、どう考える?
結果、買う?買わない?

(eコラム)なぜ今フロン類機器に戻るのか 編集委員・石井徹:朝日新聞デジタル
2015年4月27日付朝日新聞夕刊(夕刊のない地域では、翌日朝刊)

2015年8月24日月曜日

古新聞ナナメ読み:プーチンはどこから来たのか?

ロシアのウラジミール・プーチン大統領は、今や世界にもっとも影響力のある政治家と言えます。
それは、かつての冷戦の一極の継承者ということだけでは、ないでしょう。
旧ソ連共産党出身者が占めてきたロシア中枢部に、突如として現れたプーチンがどこから来たのか、また、どのような男なのか。
この連載は、強面の柔道家の経歴や、交わりのあった人たちの証言を通して、その実像に迫ろうとしています。
連載:プーチンの実像
(2015年3月29日~5月5日付朝日新聞朝刊)

2015年8月20日木曜日

古新聞ナナメ読み:日本の競争力の源泉は…

「日本にイノベーションが起きないのは、画一的な雇用制度が原因という批判がありますが、日本経済の競争力を高めているのは、スティーブ・ジョブズ氏のような天才ではなく、名も無き普通の人たちです」(人材コンサルタント 常見陽平さん)

「就職の平等」幻想ふりまくな 常見陽平さん:朝日新聞デジタル
(2015年4月16日朝日新聞朝刊オピニオン面)

古新聞ナナメ読み:日本には志がない

一人ひとりには、あるんですよ。
会社員だって、官僚だって。
でも、なぜか組織の意思決定に落とし込むときに消えてしまう。

合成の誤謬というのは、逃げ口実だと思う。
ことは温暖化対策の話だけれど、あらゆる分野に共通する印象。

「日本には世界に冠たる環境技術がいくらでもある。ないのは志だ」
山本良一・東大名誉教授

(教えて!温暖化対策:3)日本の取り組み、どうなっているの?:朝日新聞デジタル
(2015年4月17日朝日新聞朝刊総合5面)

2015年8月9日日曜日

古新聞ナナメ読み:戦後とは

ドイツ国立歴史博物館長 アレクサンダー・コッホさん

「客観的で正しい歴史などというものはありません。……不都合な歴史や暗い過去に徹底的に向き合ったからといって、国家が敗北し、人々が自尊心を損なうなどということはありません。……真の意味での自信や自尊心は、過去の事実を受け入れ、それらを克服することから生まれるものではないでしょうか」

(耕論)戦後とは 原武史さん、アレクサンダー・コッホさん:朝日新聞デジタル
(朝日新聞2015年4月7日朝刊オピニオン面)

2015年8月6日木曜日

OMG! タブレットが起動しない(泣)

ここ数カ月、愛機タブレット NEXUS7の調子が悪い。
知らぬ間に、画面を押しても反応しなくなるか、恐ろしく鈍い。
やむなく、電源ボタンを長押しして、強制切するが、その後、立ち上がらなくなる。

この機種は、電源投入後、「Google」とロゴが表示された後、4色の円形が画面の中をグルグル動き回る。
現状はGoogleロゴが、ずっと表示され続ける状況にある。
ちなみに、電源ボタンと音量小ボタンを同時に押すことで、Recovery modeに行くことはできるのだが、その後、やはりGoogleロゴで止まってしまう。

これまで、複数のアカウントを設定していると、memoryが不足して、動作が停止しているように見受けられた。
なるべくこまめに再起動をすることで、対処していたのだが、スムーズな動作が続き、突然、動かなくなってしまい、この事態に及んでいる。

これまでも同様に動かなくなることはあったのだが、なぜか、給電しながら電源入すると、立ち上がってしまっていたので、だましだまし使っていた。
今回は、満充電だったからか、その手を行使しても、応えてくれない。

また、Googleのサポートからの電話を頼むしかないのかなぁ?
新しい機種に移行するしか、ないのかなぁ?

とりあえず、電池が空になるように、Googleロゴ表示状態で待機中。

2015年8月4日火曜日

古新聞ナナメ読み:終戦とは

1945年8月15日は、ポツダム宣言受諾を、国民に発表した日。
1945年9月2日は、日本が降伏文書に署名した日。
1952年4月28日は、サンフランシスコ講和条約が発効した日。

「この条約の第1条には、日本と連合国との戦争状態は、この条約の発効と共に終了する、とある。……国際法的な意味では、1952年の4月28日に公式に戦争を終結したのである」

(異論のススメ)日本の主権 本当に「戦後70年」なのか 佐伯啓思:朝日新聞デジタル
(朝日新聞4月3日付朝刊)