霊園に向う人波を車窓から眺め、彼岸だと気付く。
きょうは秋分の日。
恩師を偲ぶ会が、この日に設定された訳が、いま分かった。
いなくなってから、その存在に気付かされる。
20年近く会っていなくても、どこかにいると、勝手に信じ、安心していた。
だが、やはり20年は長い。
歳も取れば、病気にもなる。
根拠なき安心感からは、いつか現実が突き付けられる。
当たり前を当たり前とせず、としていたはずだった。
その守備範囲を、身近なところにまで広げよう。
2012年9月22日土曜日
2012年9月17日月曜日
プリンタデビュー
驚くことなかれ。
インクジェットプリンタなるモノ、初めて我が家にやってきた。
今を去ること20年ほど前。学生時代だったであろうか。はたまた、就職してすぐか。Macintosh用Laser Printerを父が購入した。
転勤で家を出てからというもの、ファクスはあったが、プリンタはなかった。
そのプリンタもインクリボン式。
家でプリントする必要もないし、プリンタは我が家に存在しなかった。
ただ、ファクスなるもの、電話口近くに偉そうにたたずみ、周りを威嚇している。
昨今、ADSLモデムやら、無線LANルーターやら、同僚が増えてきているのに、デーンと構えているのが許せなくなってきた。
そう感じていた矢先の今春、某メーカーのファクスに目を奪われた。
コードレスホンと子機サイズの台。それに印刷・スキャン部の三つのパーツから構成されている。
印刷・スキャン部に電話線を刺す機種がほとんどだが、こいつは子機サイズの台が実は親機。コードレスホンをそれに乗せて使う。
印刷・スキャン部には無線でデータを飛ばすという。
しかも、無線LANルーターがあれば、そのネットワークに加わることができるから、家庭内の全PCからも印刷できる。
当然のことながら、家庭用複合機になっている。
私としては、子機(実質親機)とコードレスホン間の充電が、金属接触ではなく、非接触により行われることも評価した。金属部の接触不良で、充電できなくなった経験があったから。
我が家の課題を解決してくれる製品を今春見つけたのだが、訳あって、購入を見送っていた。
そしたら先日、そのメーカーがプリンタラインナップを一新し、ブランド名称も変更することを発表した。
今だ!
究極の型落ち。
メーカーにとっては、ブランド戦略なのだろうが、名前や見栄えにだまされない消費者でありたい。
kakaku.comやヤマダ電機店頭で価格調査をしたら、春よりも5,000円以上値下がりしていた。
買うしかない。
買っちゃった。
買った直後、東京・池袋のヤマダ電機で約14,000円で売られていた。購入価格が約16,000円だったから、悔しかった。
でも、家の近くのヤマダ電機では、約17,000円程度だったから、まーまーな成績としましょう。
多くの家で、ファクスなどは既に駆逐されているのかもしれないし、我が家も、遠くない将来、固定回線を撤去しかねない。
だが、メタル電話回線は、停電しても生きている(電話局側が電力を供給)ので、災害時の活用で、見直されている。
今まで使っていたファクスは、購入時に、電源が失われても、電話だけはできることを確認して購入した。今回は、製品の優位性が別のところにある。
1台ですべてをまかなうのは困難だから、学生時代の留守番電話が、電源なく使えることを確認し、非常時はこちらを使えばよいと考えた。
使ってみて便利だと思ったのは、メモリーカードから直接写真印刷ができること。
まだ使ってないけど、今回のプリンターはスマホやタブレットからの印刷もできる。
便利をこのような形で訴える時代なのだね。
登録:
コメント (Atom)